第162章 夏夕空
作者:
陈施豪 更新:2024-05-29 00:52 字数:608
色づく西空に
渐黄的西空
差し込む一筋の陽
射入一缕阳光
夕立の雨上がりに
傍晚骤雨过后
気付く夏の匂い
传来夏日气息
ひしめく光が照らす
照着熙攘的阳光
想いに耳を澄ませば
沉醉于回忆中
聴こえし友の面影
友人面容浮现脑海
夏夕空薫り立つ
夏日晚空芬芳洋溢
鮮やかな過ぎ去りし日々
鲜明生动的逝去时光
心のまま笑いあった
坦诚相视而笑
あの夏の思い出よ
那个夏日的回忆啊
色づく鬼灯に
淡红的小灯笼
賑わいし夏祭り
夏日祭热闹盛放
鳴り響く風鈴の音に
风铃之声清晰回响
胸の奥が揺れる
心里头摇啊摇
さざめく蜩が鳴く
蝉虫沙沙鸣叫
木立を一人歩けば
一人走过树丛
蘇し日の面影
忆起那天的面容
そっと僕の
悄悄在我
耳元でささやいた
耳边低声细语
懐かしい日々
令人怀念的时光
あの頃のまま変わらず
如今也如那时不曾变
今も心の中で
记忆仍留心中
人として守るもの
为人所守护之物
人として学ぶこと
为人所学会之事
亡き祖父が紡ぐ
已故祖父常叮嘱
大切な言葉はこの胸に
那些重要的言词永在心
夏夕空薫り立つ
夏日晚空芬芳洋溢
鮮やかな過ぎ去りし日々
鲜明生动的逝去时光
あの頃のまま変わらぬ
如昔日般一成不变
染み渡る温もりよ
渗透心底的温暖啊
あの夏の思い出よ
那个夏日的回忆啊